「助け合いのコミュニティ1万人の船」出航
ギリシャ経済危機のさなかに財務大臣をされたヤニス・バルファキスの『クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界』を読んだ
なにせ斎藤幸平さんが推薦しているので
私としては必読です
斎藤さんの『人新世の「資本論」』もそうだが
スラスラと読める本ではない
「パンデミック後の資本主義社会のあり方を、鋭く問いかける野心作」という書評の通りの内容
「こんなことが書いてありました」などと簡単に決して言えない
訳者が後書きで こんなふうに書いてあった
私たちは無力だと思うから、無力なのかもしれない。どんな未来を描くのであれ、私たちに「別の選択肢(オルタナティブ)」は必ずあると信じ、その世界が実現する可能性について考え、ぜひ行動してほしいと訴えているのではないだろうか。
SDGs1番で言うところの貧困(一日1.25ドル以下で生活する人)が いまだ14億人もいる世界
先進国の大量生産・大量消費が原因の気候危機
かのダボス会議でも課題となっている「資本主義のグレートリセット」に 問題を投げかけ、鋭く問いかけている本だと思う
誰一人取り残さない、地球77億家族と言うなら 14億の最貧困
SDGs1番を解決しなければ斎藤幸平さんの言う通り「SDGsは 大衆のアヘン」だ
私たちが無力だと思わず 地球77億が家族と心から思う1万人をなんとかつなげたいと思い「助け合いのコミュニティ1万人の船🚢」を出航することにした
斎藤幸平さんは こうも書いてもいる
「これまで私たちが無関心だったせいで、1%の富裕層・エリート層が好き勝手にルールを変えて、自分たちの価値観に合わせて、社会の仕組みや利害を作りあげてしまった。けれども、そろそろ、はっきりとしたNOを突きつけるときだ。冷笑主義を捨て、99%の力を見せつけてやろう。そのためには、まず3.5%が、今この瞬間から動き出すのが鍵である。その動きが、大きなうねりとなれば、資本の力は制限され、民主主義は刷新され、脱炭素社会も実現されるに違いない。」
地球家族1万人のコミュニティが世界で3万集まれば 3.5%が実現する。
そこを夢見て 一歩ずつ進んでいこう。
船は出た
今から67年前
両親が亡くなった命日に…
1万人の船 HP