よこさん69歳の日記

温かなコミュニティを育て、コミュニティが繋がることで世界を平和に❣️

世界の平和を思うこと

これから書くことは、相当恥ずかしいことだ

 


なぜ恥ずかしいかは わかる人にはわかるはずだ

 


同じ感覚で生きている人がきっといるから

 


自分の人生にとって 大事なことなので 書いておこうと思った

 


地下鉄から降りて 家に帰る道すがら 足の悪い人を見かけた

 


その時突然 若い頃の思い出が蘇った

 


私は 10代の頃、足の悪い人や 体が不自由な人を見ると 心がかなり傷んだのだ

 


ヒリヒリとまるで火傷でもしたように…

 


自分はとりあえず五体満足でいる

美しくもないし、身体能力が高くもないが 健康である

しかしこの人は 足が悪い

 


私はそれをどうすることもできない

いや 本人がそれ(足が悪いこと)をどう感じているかもわからない

 


この世界には なぜこういった不平等があるのだろう?

 


どんな理由で その人は 足が悪い人生を生きているのだろう?

 


考えても答えはわからない

 


それから 

長く生きる人、短命な人の違いは?とか

 


なぜ世界には 相当愚かな戦争があるのだろう?とか

 


そんなことを考えているうちに

ほどなく引きこもるようになった

 

まったくもって あほな話だ


18歳から25歳までの7年間

 


理由は なんとなくわかるが 決して 世界が理不尽だからではない

 


ただ この理不尽さにどう向き合えばいいか 途方にくれたのは正直なところだ

 


大人は いったいどうやって こういうことに日々耐えているのかわからなかった

 


それから こんなこともあった

 


乗ったバスの中で

大人の会話が聞こえてくる

今 思い返せば、なんのこともなくたわいない会話だ

 


夫の愚痴や 子どもへの不満

他人に対するちょっとした悪口や妬み…

 


若い私は、そういった負のエネルギーに満ちた会話に耐えられず バスを途中で降りたことが 何度かある

 


繊細な心と言えば聞こえはいいが

優しいとか 繊細というより

ただ単に心が弱かったのだと思う

 


自分でも 考えられないほど

当時は心が弱かったのだ

 


今の私が その当時の私を見たら

なんて思うのか不思議なくらいだ

 


しかし その当時、そういったことを私一人では なんともできなかった

 


しかし見て見ぬふりもできない

 


その後私は 「平和な世界」を本気で願うようになった

 


きっとこの世界にある理不尽さや悲惨さを少しでもなんとかしたかったのだと思う

 


遠い世界で起きている戦争

 


たくさんの人々が 理由もなく殺される現実

 


そういうことと 不自由な体で

現実に向き合っていること

時には 差別的な他人の視線を浴びることが どこかで地続きのように感じた

 


この世界から なるべく理不尽な悲しみを無くしたい

 


できれば 人と人は それぞれの存在を大切にして 思いやりある世界であってほしい

 


そういう大人が 子供を育ててほしい

 


お互いを尊重し合う家庭であってほしい

 

私の家庭は まごうことなくそういう家庭だった

 

とりあえず ささやかな事例は知っている

 


私一人では 実現不可能であろうさまざまな思いが「世界平和」という抽象度の高い願いになったのだと 68歳のきょう気がついた

 


ずいぶんかかったが 理由が分かると スッキリする

 


今の自分は ちっとも優しくないし、心も弱くない

 


そんな自分が なぜ こんなにも強く世界平和を願い続けるのか やっと気がついた

 


一人一人をなんともできるわけはないが 世界をまるごと平和にすれば とりあえず無用な悲しみは 少しは減るだろうと、きっと思ったのだ

 

いや 世界全体をなんとかしなければ 個別のさまざまは 置いていかれたままだ

 


そんな考えでいいのだろうか?

 


いいのだと 自分で答える

 


抽象度の高い「世界平和」に対して

具体的な、できる限りの行動を積み重ねてきた多少の自負はあるから…

 

とりあえず考え続けることをやめなかったから…

 


理不尽さや 耐えがたい悲しみに出会う人がいる限り

自分の本当の幸せはないと思う

 


これ言うのは 相当恥ずかしい

 


だって「世界全体が幸せでなければ 個人の幸せはない」とあの宮沢賢治が言っているのだ

 


天才的な作家と自分を同じ扱いにするのは かなり恥ずかしいが 事実そう思うのだから仕方がない

 


それに宮沢賢治 大好きだし💕

 


温かなコミュニティをつくりたいと思うのも

子どもたちの未来のために

平和な世界をつくりたいと思うのも

世界の貧困や飢餓をなくしたいと思うのも

北海道の大自然に感謝して 持続可能な循環型社会を目指すことも 

ペットボトルを完全循環させるために高校生たちと行動することも

みな根っ子は一緒だ

 


同じ土から生えた別の草花なのだ

 


今日の帰り道に 気づいたことを書き留めようと思った次第

 


自分のための備忘録に…

 

写真は先日の 全国ペットボトルミーティングです

 

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